●開催報告●「オーガニック給食DAY」@こばと保育園を開催しました!

3月16日(木)、三田市で初となる「オーガニック給食DAY」のイベントを、伝統ある「こばと保育園」さまにて開催させていただくことができました。


お忙しい中、快くご協力いただいたこばと保育園の先生方を始め、

食材を提供いただいた農家さん・八百屋さん、オーガニック流通業者さん、さまざまな方のご尽力により実現することができました。みなさま、本当にありがとうございました😊


●提供メニュー●

・ごはん(さんだオーガニックアクション自家栽培の無農薬ヒノヒカリ)

・米ぬかふりかけ(三田市高平・"tatoteto food"の無添加・手づくりふりかけ)

・お味噌汁(三田市乙原「早瀬野菜研究所」の無添加・手づくりお味噌)

・根菜の煮物(大根:三田市高平「みのりの里」・こばと保育園で働くえみ先生の畑で育ちました🌱)

・にんじんシリシリ(丹波市・キャロットガレージのオーガニックにんじん・カンナンファームの自然餌の卵)

・オーガニックいちご(三田市 "arrows farming"の有機JASいちご)

・手づくりクッキー2種(三田市「ポノカフェ」さんの手づくりにんじんクッキー&米粉のごまクッキー)


※時期的に、地元で手配が難しい食材や、無添加の調味料については、ビオ・マーケットさん(オーガニック給食の食材手配などのサポートをされています)にお世話になり、とってもスムーズに手配・納品してくださいました🧅


●開催概要●

対象:保育園児(0~5歳児)約60名・職員約20名

実施内容:

・食育プログラムの実施(オリジナル紙芝居「巡る命の物語」・食育クイズ)

・オーガニック食材による給食の提供

・保護者・職員の方へのアンケートの実施


「オーガニック給食DAY」のイベントは、保育園内の立派なキリスト教の聖堂に集まった3~5歳児さん・先生たちと一緒に、わたるのオリジナル紙芝居「田んぼで巡る命の物語」&土の中の「菌ちゃん」をテーマにした紙芝居2本立てからスタート!

こどもたちは、紙芝居の中の菌ちゃんに、元気いっぱいに「菌ちゃ~ん!」と呼びかけたり、田んぼにやってくるいろんな生き物たちに心躍らせたり、終始大喜びで聞き入ってくれました。


給食の時間も、こどもたちの隣でご一緒させていただくことができました。


根菜の煮物に入っていたのは、こばと保育園で働くえみ先生の畑で育った大根。

これ、「えみ先生の畑で育った大根だよ~!」と言うと、「え~!すご~い!」と、とっても嬉しそうに大根を食べてくれていました😊


「このお米1粒1粒も、ぜ~んぶ1つの命なんだよ!大切に食べてあげてね。」と話すと、1粒も残さずお茶碗をピカピカに完食してくれたこどもたち。


別の教室にいた、いちごが嫌いだという子は、フルーツで出されたオーガニックいちごを、2粒とも完食してくれました🍓たまたま廊下でお会いした先生からも、「いちごがとにかくおいしかった!甘いだけじゃなくて、いちごの香りがしっかりして、ビックリしました。」と絶賛の声をいただきました。


給食の先生が驚いていたのは、以前に同じにんじんシリシリをメニューとして出したときは、こどもたちの反応が良くなく、残食が多かったのに、今回は残食が少なくてビックリしました~とのこと。

オーガニックにんじん・自然な餌で育ったニワトリさんたちの卵のおいしさを感じてくれたのかな?「食べ物の命」の話を聞いて、大事に食べてようとしてくれたのかな?とっても嬉しいお話でした🥕


こどもたちのはじける笑顔や、おいしそうに食べてくれる様子を見て、イベント準備のいろんな苦労も吹っ飛びます!まるで、映画「いただきます」の中に飛び込んだような気持ちになりました。感無量・胸がいっぱいになります。


また、イベント実施後のアンケートからは、「オーガニック」や「無添加」など、食の安全の大事さはわかっていても、いつも家庭や保育園の調理室で実践するのは、限られた予算や入手先などの理由でなかなか難しい、といった声も聞かれました。


地域の中で、かけがえのない存在である、未来を担うこどもたちみんなが日常的に食べるのが、「給食」です。

その給食において、こどもたちが健やかに身体を育んでいくため、新鮮な地産地消・オーガニックな食材を食べられるような仕組みを、行政を巻き込み地域で作っていくことが重要だと、改めて感じました。


各家庭で、いつもオーガニック食材を選ぶのが難しくても、保育園や幼稚園、学校で毎日食べる給食では、オーガニックなご飯が当たり前に食べられる。

そんな素敵な仕組みづくりに、地域の大事な「税金」を使っていきたい!行政職員さんたちの力を使ってもらいたい!今回の小さなモデルを第一歩に、いつか自分たちの住む足元・三田市から、ぜひ実現したいと思います。


給食でオーガニックな食材を使うことは、こどもたちの健康を守る「オーガニック給食」はもちろん、オーガニックなお米や野菜などを日々作ってくださる農家さんたちの応援にもつながっていきます。


行政の仕組み全体を変えていくには、まだまだ時間とパワーがたくさん必要ですが、小さな事例を、自分たちで作ることならできます。

今回、みなさまそれぞれのお力添えによって、三田市で初めてとなる「オーガニック給食」の小さなモデルを実現することができました。


ご協力くださった保育園のみなさま、食材を手配してくださったみなさま、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました😊


一歩ずつ一歩ずつ、「オーガニック給食」の実現を目指して、「さんだオーガニックアクション」は、これからも地に足をつけた活動を、楽しく続けていきます🌱



☆この活動は、一般社団法人アクトビヨンドトラストの助成を受けています☆