●7月29日(金)18:30~地域の"農"とこどものために三田だからできること*コウノトリがつなぐ未来*@三田&オンライン●

*さんだ未来の食トーク連続講座 第2回*

●日時● 7月29日(金)18:30~20:00

     受付:18:10~

     講演:18:30~20:00(質疑応答含む)

●会場●

まちづくり協働センター 多目的ホール(キッピーモール6階)

またはオンライン

●参加費● 500円 (※1 オンライン参加の方は、別途支払い手数料が必要となります)

●申込みフォーム● https://ssl.form-mailer.jp/fms/b1a1d6ca749581

●アクセス●

三田市まちづくり協働センター

(電車の方)JR・神鉄三田駅直結ビル「キッピーモール」6階

(お車の方)ホテルメルクス内 三田駅前第2駐車場(3時間半無料・三田市駅前町11-1)


未来の子どもたちに、この先もずっと豊かでおいしい「食」をつなぐため、

【さんだ未来の食トーク】6回連続講座を開催します。

第2回は、但馬地域において「コウノトリ育むお米」を先導された西村いつき先生のお話です。


●「コウノトリ育むお米」について●

三田市内の多くのスーパーのお米売り場でも見かける「コウノトリ育むお米」(JAたじまのブランド米)、みなさまはご存知でしょうか?

「コウノトリ育むお米」は、カエルやドジョウなど、コウノトリのエサとなる生き物が育つ環境づくりに取り組み、できる限り自然のままを追求した安全・安心の田んぼで、生産者が愛情を注いだ人と自然に優しいお米です。(ネオニコチノイド系農薬不使用)

種子の消毒にも農薬を使用しないなど、「農薬に頼らない強い米づくり」の知恵と工夫を凝らし、丹精込めて育てられています。

(JAたじまHP「コウノトリ育むお米・農薬に頼らない強い米づくり」より:https://www.ja-tajima.or.jp/tokusan/rice/kounotori.html


生態系への影響が大きい農薬の力を借りない栽培技術の確立や、地域の農業の中心を担うJAたじまのブランド米としての確立に至る道のりは、決して平坦ではありませんでした。

兵庫県の職員として、環境保全型農業を率いられてきた西村いつきをはじめとする、さまざまな方々の尽力があって、初めて実現できた「コウノトリ育むお米」のストーリー。


「コウノトリ育むお米」は、いかにして実現することができたのか。

また、三田地域において、但馬地域から学び、実践していけることは何なのか。

地域の"農"やこどもたちを守るために、どのようなまちづくりをしていくことができるのか。

生産者と消費者。行政職員や議員の方々。それぞれの立場から、共に学び、考えるきっかけの日としましょう。


●こどもたちの学校給食のお米も「コウノトリ育むお米」に●

豊岡市では、小学校の環境学習の時間に、「コウノトリ育むお米」について学習する時間が設けられています。

授業でコウノトリについて学んだ小学校のこどもたちから、あるお願いが市長にお願いが届けられました。

「自分たちが学校給食で食べるお米を、コウノトリ育むお米にしてほしい。」


もっとたくさんのコウノトリを空へ帰すためには、もっとコウノトリ育むお米を作る田んぼを広げる必要がある。そのためには、、、自分たちが食べる給食のお米を、コウノトリ育むお米にしたらいいじゃないか!と考えたこどもたち。


ところが、こどもたちの願いをぜひ実現しようにも、「コウノトリ育むお米」は、通常使用しているお米よりも少し高価なため、当時給食の予算をオーバーしてしまうというハードルがありました。

当初は、2ヶ月に3回など、限定的に「コウノトリ育むお米」での給食を提供するところからスタート。

今では豊岡市内の学校給食では、「コウノトリ育むお米」が週5日、毎日提供されているそうです。


こどもたちの声で、地元の農家さんが作ってくれた、自然と人に優しいお米(ネオニコチノイドフリー)が学校給食に使われる。こんな奇跡を起こしたスーパー市町村が、兵庫県の環境保全型農業を引っ張ってくれているのですね。兵庫県民として、とっても誇らしいです。


●"農"の力で「地域まるごとブランド化」!●

「コウノトリ育むお米」は全国的に有名になり、地域のブランドとして、但馬地域の大きな魅力となっています。

「コウノトリ育むお米」を使った加工品等も多く商品開発され、但馬地域や豊岡市の名を全国へ届けています。

自然に近いライフスタイルや、農業を志す若い移住志向の人が年々増えています。

そんな人々に、自然に優しい「コウノトリ育む農法」に取り組むまちとして、移住先候補として、但馬地域のまちの魅力になっているのが「コウノトリ育むお米」です。


「まち」と「里山」のいいとこ取りの三田地域。

農地も豊かな三田地域は、自然に近いライフスタイルを志す人々にとって、とても魅力的な場所です。

米づくりが盛んな三田地域においても、まさに「コウノトリ育むお米」のような環境保全型のブランド米を確立し、そのような農業にチャレンジしたい人を応援していくことが、まちの大きな魅力・ブランド力になり、移住者増・少子化対策になっていくのではないでしょうか。


●地域に広がる「コウノトリ育むお米」●

三田市内をはじめ、多くのスーパーでも見かける「コウノトリ育むお米」は、JAたじまのブランド米として確立され、付加価値のあるお米として、一般的なお米よりも高価に市場で販売されています。

「コウノトリ育むお米」の農法で生産・出荷すると、通常のお米よりも高くJAが買い取ってくれるため、付加価値のあるお米として、新しく生産に取り組む生産者の方も地域内に増えているとのこと。

「米は作ったほうが赤字になる」とも言われるほど、買い取り価格が下がり続けているお米。

そんな中、「コウノトリ育むお米」のような付加価値の高いお米の生産技術は、希望の光です。


コウノトリや地域の生態系を守りながら、地域の農業・生産者も支えている「コウノトリ育むお米」。

まさに、多くの大切なものを育んでくれているお米なのですね。


●ぜひ、7月29日(金)西村いつき先生のお話を一緒に聞きましょう!●

「コウノトリ育むお米」の奇跡のストーリー。

先導された西村いつき先生から、直接お話を聞くことができる貴重な機会です。

みなさま、ぜひキッピーモールにてお待ちしています!



SunOAメンバー 前田奈穂



※1 オンライン参加の方は、お支払い方法を以下からご選択ください。

お申し込みいただいたメールアドレス宛に、当日のオンライン視聴URL・お支払い方法の詳細についてお送りします。

・銀行振り込み(振込手数料は参加者の方のご負担となります。)

・Pay-Pal(オンラインクレジットカード決済。別途3%の手数料が必要となります。)


★この活動は、一般社団法人アクトビヨンド・トラストの2022年度助成を受けています。★

 

★「ネオニコ」って何?と気になった方は、ぜひこちらの「TBS報道特集:ネオニコ系農薬 人への影響は」をご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=0J1T-MO3t5U ★



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